鳥取大学農学部生命環境農学科 寳來佐和子先生

ネコが教えてくれたこと

私が小学1年生の頃からネコを飼い始めた。飼うきっかけとなったのは、当時家がネズミに悩まされていたことだ。ふと家に迷い込んできた猫をそのまま飼うことになった。ミケと名付けられたそのネコは、必殺仕事人ならぬ仕事猫だった。とにかく良くネズミを捕った。ミケのおかげでネズミが寄り付かなくなった。残念なことに、しばらくして、交通事故で死んでしまった。

ネズミを捕ってもらうために飼っていたネコだが、いつの間にか一緒にいたいという理由で飼うようになった(コンパニオンアニマルの先駆け?)。ミケの数年後に飼ったミーは、のんびりしていてお世辞にもハンターとは言えなかった。でも、私たちはそれで良かった。ちょっとドジで愛嬌があって、緊張感もなく平和主義なこのネコが愛おしかった。私にとっては姉のような存在だった。彼女は私に妊娠、出産、子育てを見せてくれた。出産時は人間と違って、部屋の隅に行き、静かに5匹の子猫を産んだ。ある日、彼女が外から20センチメートルほどのヘビを咥えて家に戻ってきた。それをじゃれ合っている子猫たちの中に無造作に置くと、子猫たちの体は固まった。恐る恐る手を出す子猫たち。ミーはずっと後ろから見守っている。ヘビが逃げようとする時だけ動き、また子猫たちの輪の中に置く。

大人になって思い出すネコが私に教えてくれたこと。仕事に対する姿勢と子育ての在り方。人間もネコも違わない。

寳來先生

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