公立鳥取環境大学環境学部 環境学科 山本敦史先生

私はねこ派です。仕事で家を空けることも多いので、今はもっぱら近所のねこに話しかけるのと猫カフェが専門です。出張先すら猫カフェを探して、仕事のあい間にねこの皆さんと触れ合うのが楽しみです。猫カフェも今や一般的になりましたね。以前大阪の天満界隈に住んでいたのですがちょうどそのころ、日本で初めて猫のいるカフェができたことがニュースになっていました。発祥は台湾らしく、二度訪問してようやく元祖とされる猫花園を訪れることができました。(一回目は学生さんと一緒で、無理やり自由行動時間を作って探したのですが時間切れで…)海外でも猫カフェを探して訪れますが、予約が必要なところもあり、人気ぶりが窺われます。現地の人からするとねこは自分の国にもいるだろうに何しに来ているのか分からないかもしれないですね。猫カフェを介した里親探しは海外にも広まっていて、幸せなねこが増える取り組みは応援したくなります。「あにまるすまいる」の活動を通して私も動物達を幸せにできるかもしれないと私も参加させていただいております。よろしくお願いいたします。

所属機関のHP :  http://www.kankyo-u.ac.jp

研究室の HP : http://pfos.jp

logo 環境大 山本先生

CrumbsandWhishker 山本先生

シントンにある猫カフェ

 

 

 

東京大学大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 教授 , 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 客員教授 , リバーフィールド株式会社 創業者・会長 川嶋健嗣先生

代表理事の伊藤先生には日ごろ眼科手術支援ロボットの研究などで大変お世話になっております、川嶋健嗣です。4月に東京大学に異動しました。コロナの影響で原則学内への立ち入りができませんが、遠隔で講義が始まっています。

低侵襲な外科手術を支援するマスタスレーブ型のロボットシステムの開発を大学発ベンチャー(リバーフィールド株式会社)で進めています。コロナの長期化が予想される中で、資金的に限りがあるベンチャーである当社は、厳しい状況におかれています。しかし、社員一丸となって、テレワークを中心に開発を行っています。このようなピンチを何とかチャンスに変えるべき、知恵と工夫を出し合って進めています。

動物でも低侵襲手術が進んでいると聞いています。開発中の手術支援ロボットはコンパクト化を目指しており、動物医療技術とQOLの向上に寄与できるものと考えています。

https://www.riverfieldinc.com/

TOFU-S

鳥取大学農学部生命環境農学科 寳來佐和子先生

ネコが教えてくれたこと

私が小学1年生の頃からネコを飼い始めた。飼うきっかけとなったのは、当時家がネズミに悩まされていたことだ。ふと家に迷い込んできた猫をそのまま飼うことになった。ミケと名付けられたそのネコは、必殺仕事人ならぬ仕事猫だった。とにかく良くネズミを捕った。ミケのおかげでネズミが寄り付かなくなった。残念なことに、しばらくして、交通事故で死んでしまった。

ネズミを捕ってもらうために飼っていたネコだが、いつの間にか一緒にいたいという理由で飼うようになった(コンパニオンアニマルの先駆け?)。ミケの数年後に飼ったミーは、のんびりしていてお世辞にもハンターとは言えなかった。でも、私たちはそれで良かった。ちょっとドジで愛嬌があって、緊張感もなく平和主義なこのネコが愛おしかった。私にとっては姉のような存在だった。彼女は私に妊娠、出産、子育てを見せてくれた。出産時は人間と違って、部屋の隅に行き、静かに5匹の子猫を産んだ。ある日、彼女が外から20センチメートルほどのヘビを咥えて家に戻ってきた。それをじゃれ合っている子猫たちの中に無造作に置くと、子猫たちの体は固まった。恐る恐る手を出す子猫たち。ミーはずっと後ろから見守っている。ヘビが逃げようとする時だけ動き、また子猫たちの輪の中に置く。

大人になって思い出すネコが私に教えてくれたこと。仕事に対する姿勢と子育ての在り方。人間もネコも違わない。

寳來先生

株式会社吉見製作所

形状記憶合金は温めると元の形状に戻る「形状記憶特性」や、大きく変形させても元の形状に戻る「超弾性特性」をもつ、とてもユニークな合金です。私たちはこの形状記憶合金の特徴をいかし、自社ブランドの釣具をはじめ、宝飾用品・ヘルスケア用品・学習教材のほか医療機器部品・航空宇宙部品などの開発・製造・販売をしている会社です。

伊藤代表理事監修のもと㈱秋山製作所様と「動物用マイボーム腺圧迫セッシ」を開発いたしました。マイボームセッシはまぶたにあるマイボーム腺内の不要物を除去するためにマイボーム腺を圧迫するピンセットです。先端の圧迫子が形状記憶合金でできており、マイボーム腺を圧迫しても強すぎる力がかからず、痛みを感じにくいものになっております。

これからもものいわぬ動物のためによりよいものを提供していきたいと思います。

https://yoshimi-inc.co.jp/

HP写真 吉見製作所

株式会社 藤製作所

「あにまるすまいる」への賛同のきっかけは、以前より、別の開発事業で、伊藤先生と面識があり、色々とお話をさせて頂く中で、「物言わぬ、犬ちゃん、猫ちゃん、その他、多くの動物、ペット達の為に何か、出来ることがないかと模索している。」とお聞きし、弊社では、人間用に、薬剤を使用せずに、水道水をスチームとして発生させて車いすの殺菌装置をかつて開発した実績もあるので、これらの技術と新しい技術を応用して、動物にも役に立てる機器開発を実現できればという思いで、入会を決定しました。

ペットとして、小動物を飼っている私自身、常に気がかりな存在でもあります。

人間は、「痛い、苦しい」と声を発することが出来ます。しかし、動物は、声を発することが出来ません。だからこそ、その気持ちも何とか、汲み取り、「幸せ」な気持ちになれたらと常に考えています。

是非、この会で、共に先生方とも連携を組み、少しでも、多くの動物が助けられる活動が出来るように、企業としても努力を継続したいと考えております。

http://www.fuji-sss.co.jp/

鳥取大学農学部共同獣医学科獣医外科学教室岡本芳晴先生

One health -医学と獣医学の融合 –

2012年、米国の心臓専門医であるバーバラ・ホロウイッツ先生の「人間と動物を一緒にみる」という本が発表され、大きな話題を呼びました。いわゆる、one healthの概念が大きく認知されるきっかけとなりました。この本は2014年に日本語訳が発行されました。私自身もこの本を読んで、ヒトの病気と動物の病気の共通性を改めて学びました。また2014年にはWHOから耐性菌の発生を抑えるための抗生剤の適正使用が勧告され、2016年に日本でも2020年までに抗生剤の使用を3割減らす目標があげられました。これを受けて厚生労働省、農水省が合同で耐性菌の抑制のシンポジウムが企画されるまでになっています。まさにone health、医学と獣医学の融合です。

私自身、専門は外科学です。特に最先端のがん治療を研究しています。2010年より、千葉大医学部田村先生と共同で開発したインドシアニングリーン修飾リポソーム(ICG-Lipo)と光を用いたがん治療は、現在多くの開業獣医師に使用していただいています。この治療が将来的に人医療につながればとの思いです。

岡本先生1          岡本先生2

治療前              治療後3か月

上記は猫のリンパ腫で、ICG-Lipoと光を用いて治療し、完解になった症例です。

慶応義塾大学 医学部 外科学教室 一般・消化器外科および MatriSurge株式会社代表 八木 洋先生

2010年に米国から帰国し10年かけて慶應義塾大学医学部で研究開発を続けてきた成果をいち早く患者様の元に届けるため、この度、日本医療研究開発機構(AMED)、東京都の先端医療機器アクセラレーションプロジェクト「AMDAP」およびJSR・Keio University Medical and Chemical Innovation Center「JKiC」の支援を受け、慶應義塾大学発ベンチャーとしてMatriSurge株式会社を創業いたしました。自分がライフワークとして目指す臓器再生医療の実現化のために、最初のハードルを越える大切な第一歩として、この事業では「脱細胞化」という技術を使ってブタから抽出したコラーゲンなどを含む細胞外マトリックス骨格が、組織の自己再生力を促す特徴を持つことを利用して、病気や怪我で失われた組織・臓器を修復させる画期的な機能を持つ新しい医療材料の開発・製造を進めています。カラーマークセンター

https://www.matrisurge.co.jp/company/

株式会社シード

わたしたちは、「“見える”をサポートする」を使命としてコンタクトレンズや眼鏡、ケア用品の製造・販売を行っています。2011年からは、眼の不自由な方の見えるもサポートしたいという思いで、盲導犬の育成支援や啓発活動を始めました。そのような活動がきっかけで動物たちのQOLの向上を目指して開発されたのが、動物用治療用コンタクトレンズ「わんタクト」です。通常のコンタクトレンズは視力を矯正することが目的ですが、わんタクトは絆創膏や眼帯のように、眼を保護することが目的です。同様の製品はこれまでも存在していましたが、わんタクトは犬種ごとに角膜の測定データを解析し落ちにくい設計になっているところがポイントです。このわんタクトのポイントは、「一般社団法人あにまるすまいる」の活動の中での大学との関係構築や獣医の先生方とのつながりの中で生まれました。医療現場の声を反映させ、現在は犬用の「わんタクト」で4規格、猫用の「にゃんタクト」で1規格の製品展開ですが、将来的にはよりきめ細かい要望に対応できるようなラインアップにしていきたいと考えています。その他にも、獣医の先生方をサポートできるような検査用医療機器も取扱いをしております。ものいわぬ動物たちのために、これからも当社の技術が少しでも動物医療現場の役にたてればうれしく思います。

わんにゃん集合PKG

https://www.seed.co.jp/animal/

伊藤代表理事インタビュー

 まずは一般財団法人を立ち上げるきっかけについて教えてください

産業界と学問界を経て、生来の業である獣医師として鳥取大学に赴任しました。この間、「ものいわぬ動物たち」のために自分にしかできないことがあるのではないかと考え続けていました。そして今、各界からの後押しをいただき、皆の力を結集することで、「ものいわぬ動物たち」のためにできることがみえてきました。

― ご自身で今も心に残っている職務経験は。

横浜市立大学医学部時代に眼科臨床研究として、新しい手術の術式や原因不明であった疾患の病原体を明らかにできたことです。網膜硝子体手術の中で、困難とされていた黄斑前膜の新しい術式を開発し全世界に普及できたことです。

― 「あにまるすまいる」だからこそできる社会貢献についてお聞かせください。

「ものいわぬ動物たち」の声を各界の研究者・技術者が思い図り、彼らが本当に求めていることに答えることができます。疑うことなき「信頼」に対し「安心」を返したい。

― 多彩な人材・企業で構成されている「あにまるすまいる」ですが、最大の強みは何だと思われますか?

情熱に満ち溢れた各界の第一線メンバーが集まっていることです。

― 今「あにまるすまいる」が取り組んでいることは何ですか?

3大テーマである「見える」「アタックねこ腎臓病」「やさしいガンの治療」に取り組んでいます。

「見える」では、わんちゃん・ねこちゃんのコンタクトレンズの開発・発売に成功し、角膜の病気を治しています。

「アタックねこ腎臓病」では、今はまだ判っていない血液や尿中のマーカーを探し出して、早期診断法・予防法・治療法を開発します。

「やさしいガンの治療」では、正常部とガン部の境界を明らかにします。そして、ガンだけを光で攻撃します。

― ここからは個人的なお話しを少し。 座右の銘は何ですか?

「流汗悟道」です。汗を流して道を悟る。動物臨床医学研究所の山根理事長からいただいた言葉です。

― いちばん好きな食べ物は?

お米おいしいですよね。あとはフルーツ、みんな好きだけど1つだけあげるとしたら・・・リンゴかな。

― これまでの人生で影響を受けた方は?

山根先生と小谷先生です。

山根先生は動物臨床医学研究所の理事長です。小谷先生は医学部眼科学時代に、獣医の眼科学へ導いてくれた方です。

― 好きな本はありますか?

宮本武蔵です。最近読んでいるのは永井荷風の小説です。

― 1年間海外で過ごすとしたら、どの国に行きたいですか?

南の島、西サモア島。大学の卒業旅行で行ってとてもよかったから。

― 最後に今後目指す姿をお聞かせください

あまり先は考えていません。今はこの立ち上げた財団に全力を注ぐだけです。

そして次の世代へ志をつなげてゆきたい。

1に人格、2に情熱、

        グルーブ感をもった仲間たちと走りはじめた。